料理上達にはコレ!料理教室に通う前に。料理がたった7日間で簡単に上達する方法。

料理エピソード

料理にまつわるエピソード

(※とある女性の手記です)母が死んだ。父はその後、見るに堪えないほど落ち込んでいた。仕事には行っていたが、家ではほとんど何もしなかった。そんな父に、私は日々苛立ちを募らせていた。そんな状態で数ヶ月経ったある日、朝起きると、いつもは私よりも起床の遅い父が、台所に立っていた。なんでも、今日から私の弁当を...

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料理にまつわるエピソード(その2)

(※とある女性の手記です)いつもラストオーダー間際に来る男性がいた。飲食店のクローズ(店仕舞)作業は、客席の片付け・清掃、そして調理器具の洗浄やシンクの清掃が主だが、これがなかなか大変である。そのため、うちの店では、ラストオーダーのさらに30分くらい前から(もちろんお客様には悟られない程度に)少しず...

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料理にまつわるエピソード(その3)

(※とある女性の手記です)料理は絶対にしないという女性がいた。その理由について、本人は「下手だから」と言うだけで、それ以上は頑なに口を閉ざしていた。女同士の、いわゆるガールズトークで、とても大っぴらに出来ないような話をしている時にはこちらが引くくらいはっちゃけるくせに、料理に関する話になると、途端に...

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料理にまつわるエピソード(その4)

(※とある女性の手記です)まずい。思わず自分でそうつぶやいた。私が、初めて料理を作り、それを自ら食べた時のことである。それまでインスタントラーメンくらいしか作ったことのなかった私が、料理ぐらい覚えないと嫁にも行けないという親の言葉を真に受けて、意を決して挑戦したという、今から10年以上も前の話である...

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料理にまつわるエピソード(その5)

(※とある男性の手記です)屈託の無い顔が、テレビの中から微笑みかけていた。何を言っても上辺だけの社交辞令にしか聞こえない司会者が、ことさら大袈裟に褒めまくる。彼女の素直な微笑みが、より一層深みを増し、テレビ画面にアップになる。だめだ。どうしても観ていられない。僕はテーブルにあったリモコンを手にし、赤...

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料理にまつわるエピソード(その6)

(※とある男性の手記です)男は、料理の上手い女に弱い。常々私は、「そんなことあるもんか」と、この説には否定的だった。結局は見た目とか性格とか価値観とかフィーリングとか一緒にいて楽しいかとかであって、料理が上手いか下手かなんてあくまでその中の、ほんのわずかな一要素にしか過ぎない、というのが私の考えだっ...

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料理にまつわるエピソード(その7)

(※とある女性の手記です)二人きりの時、彼は、あらゆる愛の言葉で私を喜ばせてくれる。そして、いつも言ってくれる。私のすべてが好きだって。自分で言うのもナンだが、私にメロメロなのが、自分でも良く分かる。まぁ私のほうも彼にメロメロっちゃあメロメロだから、お互い様なのだが。はいはい、ごちそうさまです。って...

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料理にまつわるエピソード(その8)

(※とある女性の手記です)創作物の類い、なかんずく、イラストやら文字やらには、少なからず「ヘタウマ」ってものが存在するのに、どうして料理には「ヘタウマ」ってものがないのかしら。要するに、ヘタなんだけど何かウマく感じる、ヘタなんだけど何故か魅力があるっていうアレね。料理は、ヘタはヘタ、つまり、まずいは...

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料理にまつわるエピソード(その9)

(※とある女性の手記です)「あなたのは、ただこねくりまわしてるだけね。」先日、母に言われたこのセリフは、私の胸にかなり深く突き刺さった。小さいころからあれやこれやと口うるさい母ではあったが、記憶の限りでは生まれてこの方、一番ショックを受けたセリフかもしれない。花嫁修業というつもりではないが、私は社会...

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料理にまつわるエピソード(その10)

(※とある男性の手記です)おれの親父は、いわゆる昔気質の古い考えの人間である。そのため、「男子厨房に入るべからず」とは、親父のためにある言葉ではないかと思うくらい、台所に立つことはおろか、料理や食事に関する一切合財をやらなかった。それをやるくらいなら死んだ方がマシだ、くらいの勢いであった。お袋は、(...

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料理にまつわるエピソード(その11)

(※とある男性の手記です)我が社は、全国にレストランチェーンを展開している。庶民的な料理とリーズナブルな価格が話題となり、近年も積極的に出店を進めている。そのため、社員の採用活動にも余念が無い。採用活動というのは、我々にとっても、業界外の人間の意見や考え方が垣間見られる機会であるので、非常に勉強にな...

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料理にまつわるエピソード(その12)

(※とある女性の手記です)うちの母親は、「料理には作り手の心が表れる」といってはばからない。荒んだ心持ちで作った料理は、やはり荒んだものになるんだそうだ。逆に、晴れやかに澄んだ心で作った料理は、晴れやかで美味しいものになるという。花嫁修業中、耳にタコが出来るどころか、オクトパスと呼ばれる巨大なモンス...

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料理にまつわるエピソード(その13)

料理や食べ物にまつわる、有名人のエピソードは世界中に溢れています。例えば、映画監督兼俳優であり、数々のコメディ映画作品で「喜劇王」の異名を持ったあのチャールズ・チャップリンが、「天ぷら男」と呼ばれるほどの天ぷら好きだったというのは、割と有名な話かもしれません。来日した際に天ぷらをいたく気に入り、何と...

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料理にまつわるエピソード(その14)

(※とある女性の手記です)料理が出来る女はモテるなんて、誰が言ったのだろう。モテないって。それだけじゃ。結局ルックスがいいとか、女性らしい気遣いが出来るとか、いい匂いがするとか、そういうことなんでしょ。母から様々な料理を伝授された。テレビの料理番組は、軒並み録画して繰り返し見た。料理教室にも通った。...

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料理にまつわるエピソード(その15)

(※とある女性の手記です)冷蔵庫にあるものを見て、パッとメニューを思いつき、ササッと料理が作れてしまう。私は、これにたいそう憧れた。うちの母は、これの名手(?)だった。冷蔵庫を30秒も眺めていれば、その後の手順と、料理の完成形が、はっきりとイメージ出来るのだと言ってはばからなかった(ちなみに、30秒...

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料理にまつわるエピソード(その16)

(※とある男性の手記です)私は、カップやきそばが大好きだ。そして、誰が何と言おうと断固として、私が作るカップやきそばは、立派な「料理」である。かやくとソースを取り出し、かやくを麺の上にあけ、お湯を注ぎ、3分待つ。お湯を捨て、ソースをかける。ここまでは、通常の作り方と同じである。そこから先が、私が最も...

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料理にまつわるエピソード(その17)

(※とある女性の手記です)私の料理の先生は、父だった。実際、父は料理が上手だった。一般的な多くの家庭と同じように、普段の食事は母が作るのであるが、休日で、かつ母が出掛けた時などは、よく父が腕を振るってくれた。実際、母の作る味噌汁より、父の作る味噌汁のほうが美味しかった。これは、私だけでなく、妹も弟も...

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料理にまつわるエピソード(その18)

(※とある男性の手記です)以下、あくまで、個人的な考え、つまり主観であること、最初にお断りしておきます。「注文の多い料理店」という宮沢賢治の童話作品は、多くの方が恐らくご存知かと思います。小学生の教科書などにも取り上げられていた記憶がありますから、たとえその本を手に取ったことがなくても、必然的に馴染...

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料理にまつわるエピソード(その19)

(※とある女性の手記です)最近、うちの母親がたいそう御冠(おかんむり)なのです。曰く、ここのところ世間を騒がせているあらゆる物騒なニュースが、気に入らないんだそうです。とはいえ、何も出来ない自分に、苛立ちを感じているそうです。まぁ私からしたら、そういう気持ちを持つだけでも、立派だとは思うんですが。母...

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料理にまつわるエピソード(その20)

(※とある女性の手記です)「お前と一緒になったのは、料理がうまいから。」これを、ことあるごとに繰り返し強調されると、いい加減だんだん腹が立ってくる訳で。もはや「他に長所がない」「他はダメだけど料理だけはうまいから仕方なく妥協した」「料理以外はお前は全くダメなやつだ」というようにしか聞こえなくなってく...

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料理にまつわるエピソード(その21)

(※とある女性の手記です)お前ってほんと料理が下手だな。彼氏にこう言われた時の私のショックたるや、いかばかりだったかと。普段から横暴で、殿様気質で、デリカシーのないやつで、それは付き合いが長くなればなるほど顕著になり、度合いを増していったけど、これまで何度となく手料理を振る舞ってきたし、改めてここま...

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料理にまつわるエピソード(その22)

(※とある女性の手記です)私はストレスを溜めないほうです。少なくとも、自分自身ではそう思っています。少しでもストレスを感じたら、意識して発散するようにしているからです。どうやって発散するかと言えば、スポーツで体を動かして汗を流すとか、美味しいものを心ゆくまで食べるとか、数々の定番とも言うべきストレス...

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料理にまつわるエピソード(その23)

(※とある男性の手記です)お袋の味と同じだ・・・!!付き合って間もない頃、彼女の料理を初めて食べた時の、ぼくの偽らざる感想です。メニューは、カレーライス。その色合いや、見た目、中に入っている具材などが、小さい頃からお袋が作ってくれて、ずっと食べ続けてきたものとほとんど同じだったことにまずびっくりしま...

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料理にまつわるエピソード(その24)

(※とある男性の手記です)共働きであるぼくたち夫婦の間では、家事のひとつひとつについて明確に役割が定められている。基本的にはそれぞれが得意なことを担当するようになっており、掃除担当は妻(掃除が苦手なぼくに対して、妻は片付けが大好きだから)とか、洗濯担当はぼく(掃除が苦手なくせに、身に付けるものは清潔...

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料理にまつわるエピソード(その25)

(※とある女性の手記です)先日、何年かぶりに、いや、下手すると数十年ぶりかもしれない、それくらい久しぶりに、祖母と二人で出掛ける機会があった。私が、祖母が住んでいるところとほど近い地方の実家から東京に出てきてしまったこともあって、随分前から祖母と会うのは年に1〜2回になってしまっていた。ましてや、祖...

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料理にまつわるエピソード(その26)

(※とある女性の手記です)料理の腕前には自信があった。小さい頃から母と一緒に台所に立ってきたせいか、そして父親の職業が料理人であるせいか、自分でも舌は肥えているほうだと思っているし、料理も人並み以上に出来る自負があった(ちなみに全くの余談であるが、以前、父親が料理人にも関わらず、家ではほとんど料理を...

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料理にまつわるエピソード(その27)

(※とある男性の手記です)いやぁ、楽しい。何が楽しいかって、自分のために、そう、自分のためだけに、料理を作ることである。アメリカの第16代大統領、エイブラハム・リンカーンの言葉じゃないけど、まさに、「自分の、自分による、自分のための料理」を作ることが、最高に楽しいのである。誰か他の人のために作るのと...

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料理にまつわるエピソード(その28)

(※とある男性の手記です)この料理がくそまずいことをどうやって伝えようか。いきなり汚い言葉から始まって大変恐縮だが、最近私はこの問いにずっと頭を悩ませている。なんてことはない、一言で言えば、婚約者が作る料理がたまにすごく口に合わない、というより、誰が食べてもくそまずい(ごめんなさい)だろという時があ...

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料理にまつわるエピソード(その29)

(※とある女性の手記です)あの経験だけは、二度としたくない。すべてが無駄になってしまった、あの経験。 ・ ・ ・あれは日曜日だった。その日、私は朝から大変な張り切りようだった。少しずつ上達していった料理、母から教わりながらコツコツと覚えていった料理を、初めて家族にお披露目する日だったのだ。当時、小学...

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