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ストレスと料理の味

ストレスが溜まると、人は濃い味の料理が食べたくなるという話があります。

 

溜まっているのが肉体的なストレスなのか、あるいは精神的なストレスなのかを問わず、そういった場合に濃い味を求めてしまうのは、ある種の本能的なものなのだそうです。

 

それは、濃い味のほうが、味覚的な満足度が高いからです。

 

ただ、味覚には「慣れ」というものがあって、濃い味に慣れてしまうと、薄味の料理を食べた時に全く物足りないということになります。それこそ、食欲を満たすのにはストレス発散の意味もあるのに、逆にストレスが溜まってしまうという(笑)。

 

そして、ストレスが溜まることによって、さらにもっと濃い味を求めてしまうという際限のない悪循環(!)。

 

救いなのは、この「慣れ」というのは、元に戻すことが出来るということ。始めは物足りなくても、意識して薄味の料理を摂ることを継続していると、だんだんそれに慣れ、美味しく感じてきます。健康のためには、薄味に慣れるに越したことはありませんよね。

 

ストレスを例にあげましたが、このように人間の味覚というのは、その時の状況によって求めるものが変わってきたり、「慣れ」といったもので大きく左右されたりしてしまう曖昧なものなんです。

 

料理を作る際、ちょっとしたことにこだわるというのは大事なこと。例えば、素材にこだわるとか、隠し味を少し入れるとか・・・。

 

ですが、相手は曖昧な人間の味覚ですから、あまりにも過度に細かいことに捉われて本質を見失ってしまうことは、実はナンセンスなことなのかもしれません。そう考えれば、肩肘張らずに、気楽な気持ちで料理と向き合うことが出来るのではないでしょうか。

 

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