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料理の評価は、皿の向きで変わる?

料理の評価が、なんと「皿の向き」をちょっと変えるだけで全然違ってくるといった話が話題となったようです。

 

どういうことかというと、皿の上にある料理がおいしそうに見える「皿の向き」というものがあるのだそうです。特に、尖った部分(先端)や角度がある料理の場合には、その尖った部分や角度が、食べるために皿の前に位置した人とは反対の方向を向くように置くと、よりおいしそうに見えるらしいのです。

 

これ、海外の雑誌である「Food Quality and Preference」に掲載された、オックスフォード大学クロスモーダル研究所のチャールズ・ミシェル氏の「クラウドソースド・プレーティング」という研究の論文により明らかになったとのこと。なんと12000人が参加した実験によって、証明されたそうです。同氏は、「この研究結果が、「毎日の食事体験」を改善するのに役に立つ可能性がある」と述べているとか。

 

さらにその研究によれば、レストランなどでは一般的に、攻撃的に見える可能性があるというV字型の盛り付けは避ける傾向があるそうです。そして、そうやってしかるべく盛り付けがなされ、しかるべ方向に向けられた料理は、より魅力的に見えることと相俟って、そこに人々はお金をより多くを支払うといった傾向もあるそうです。

 

そもそも、この研究や実験が行われたきっかけとなったのは、チャールズ・ミシェル氏が、とある料理を見た時に思いついたアイデアだったとか。3つの酢漬けの玉葱がV字型に置かれたその料理、3つすべてが同じ方向を向いていたそうで、同氏はその際に、先端が自分と反対の方向を向いて置かれるのが最適だと感じたそう。さらには、そういった料理の向きに対する自分の感覚には、何か科学的な根拠があるかもしれないと考えたのだそうです。いやはや、日常のちょっとした体験がすぐさま自らの研究や実験に結び付けられるその頭脳やアンテナの張り方にはただただ感服です。

 

それにしても、たかが料理、されど料理、その置き方によってまで魅力が変わってしまうなんて、なんだか小難しく考えてしまいそうですが、単純に「自分の方向に角の部分(V字型の先端)が向いている料理は攻撃的に見える」(=魅力が落ちる)と考えれば、なるほど納得ですね。

 

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