料理を武器にする
よく「手に職をつける」と言いますが、料理が上達することは、間違いなく立派な「手に職をつける」ことの一つであると言えます。
もし、これを読んでくださっているあなたが専業主婦で、「手に職をつける必要なんてない」と考えていたとしても、激動の今の世の中、そんなことを言って安心していられない時代が、すぐそこまでやって来ているかもしれないのです。
それは、生き方が多様化している現在、そして、財政危機に端を発し、老後の年金支給すら危ぶまれている現在において、いつどんな形であれ働けるように備えておくことに越したことはないという警鐘が、昨今声高に叫ばれているからです。
現に、とある情報では、将来なくなる仕事のひとつに、プログラマー（海外へのアウトソーシングや、機械化・自動化のため）・電車の運転士（無人運転の普及のため）などと並んで、「専業主婦」と明示的に掲げられているくらいです。これは、働かずとも生活が出来る一部の裕福な家庭を除き、老後等のためには家族全員が働かなくては経済的に立ち行かない時代がやって来るといった予測に基づいています（この手の話は、雑誌や新聞などで特集を組まれることも多いので、よくご存知の方も多いかもしれませんね）。
そんな不安定な時代に、料理が出来るということが一つの武器になる可能性は決して低くはありません。そしてその気になれば、料理人や、料理の先生などの職業に就くことだって不可能ではないでしょう。それらの職業が強いのは、「食」という人間の三大欲求の一つに関わるものであるということ、すなわち、人間が生きていく限り、おそらくは全く無くなってしまうということはないであろうという側面を持つからです。
今回は、当サイトのポリシー（？）に反して、料理やその上達というものを少し難しく考えてしまいましたが（笑）、何はともあれ、生活のために、生きていくために、間違いなく料理が出来るという武器を持つことに越したことはなく、今後その重要性はもしかしたらどんどん増していく可能性があるということですね。
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