料理上達にはコレ!料理教室に通う前に。料理がたった7日間で簡単に上達する方法。

料理にまつわるエピソード(その22)

(※とある女性の手記です)

 

私はストレスを溜めないほうです。少なくとも、自分自身ではそう思っています。少しでもストレスを感じたら、意識して発散するようにしているからです。

 

どうやって発散するかと言えば、スポーツで体を動かして汗を流すとか、美味しいものを心ゆくまで食べるとか、数々の定番とも言うべきストレス発散方法がある中で、私の場合は、とにかく料理を作るんです。何も考えず、食べきれないとか一切気にせず、とにかく思うままに次から次へと料理を作りまくるんです。そのため、気がついたら台所中が作った料理で埋め尽くされていることもあります。その時は、急遽友人を何人か呼んで、一緒に食べてもらいます(笑)。

 

料理をしていると、本当に無心になれるんです。上司から怒られたことも、同僚から嫌みを言われたことも、失敗して顧客から怒られたことも、何もかも、すべて、忘れられるんです。

 

とにかく作りまくった料理を何とか片付けた後、人知れず涙を流しながら眠る時も正直あります。すべて忘れられるといっても、無心に料理をしている間だけの話であって、もちろん嫌な経験を記憶から消し去ることなど出来ませんから。だけどそんな時であっても決まって、次の日の朝、目が覚めるとスッキリした気持ちになっているんです。

 

たとえ一時でも無心になって、ストレスの元となる嫌な経験を忘れる時間を作る、これが、重要なんだと思います。私にとってそれが、料理を作っている時なんです。

 

最後にひとつだけ余談を。そうやってストレス解消のために作りまくった(作り過ぎた)料理を、友人に振る舞った際、その料理の出来栄え(味)について、芳しい評価をもらったことは一度たりともありません。友人曰く、あなたのストレスをぶつけられた料理が、美味しく出来る訳がないんじゃないの?と。それを聞いた時、なるほど、と納得しつつ、ちょっと悲しくなりました。

 

あ、だけど、決してまずい訳じゃないけどね・・・と、私の心情を察した友人が無理矢理付け加えたことも、一応お伝えしておきます(苦笑)。

 

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